フィットハイブリッド GP1 坂道発進・下がる
フィットハイブリッド・GP1・走行距離6万キロ
坂道発進時に車両が下がってしまう現象が発生した車両になります。
フィットハイブリッド、2代目インサイトに搭載されている、
ハイブリッドシステム「IMA」は発進時はモーター単体で走ることはできないので、
坂道発進をした時、エンジン始動からエンジンの力がタイヤに届くまでの時間差で
車が下がる可能性があります。
その為、ブレーキペダルを離した後も、わずかな時間ですが、ブレーキ力を
保持するようにできているようです。
今回の車両は駐車後から発進しようとした時に、よく起こる模様です。
試しに坂道車を停車させ、再始動し走り出すのですが、症状が出ません。
その後テストを繰り返すのですが、症状が出る様子はないので
一晩ほどスロープにおいて発進したところ、発進間にタイムラグがあり、
車両が若干下がることが起きました。
診断機をつなぎ故障コードを調べてみるも、異常なし、
サポートメニューでスタートクラッチのフィードバック学習がありましたので、
車を水平な場所において、学習をさせてみます。
スタートクラッチのフィードバックを行った後、
ATFを確認、レベルゲージ見るオイルはそれほど汚れていないように見えたのですが
外したドレンプラグに付いている、鉄粉も多く、
ATF色も大分黒ずんでいました。
ホンダ車のATFについては純正オイルの交換をおすすします。
初代フィットであれば、ここでスタートクラッチの当たりつけを
行うのですが、フィットHVは必要がないので、ここで終了です。